業界最安値であれば価格推しするのがweb広告の王道のやり方だが…
マツエクサロンはどの街にも見かけるようになりましたが、実はフランチャイズを含む個人経営のお店がほとんどです。マツエクサロンは美容室ほど初期コストがかからないこともあり、個人で独立されるケースが多いそう。そんなマツエク業界の中、10店舗のマツエクサロンを経営する企業から依頼されたのは、独立開業支援のランディングページ制作でした。いわゆるフランチャイズ募集のLP制作です。
「うちはトータルサポートはもちろん、何よりも初期費用が業界で最安値なので、価格をしっかり訴求したい。」
フランチャイズ加盟店を募集する企業は世の中に多かれど、サポートが充実されている企業は少ないのが現状です。今回ご依頼いただいた企業は、マツエクのアイテムや機材を自社開発している、丁寧な技術指導を行っているといった万全のサポート体制を整えつつ、さらに初期費用が業界最安値。この点から、当初は初期費用の安さをストレートに推すのが良いだろうと考えていました。Web広告において、業界最安値など価格優位性があればそれを推す。これが失敗の少ない王道の訴求であり、ある種の慣習として捉えられています。
第一感は大切だが、もっと重要なのは…
Webマーケティングに長年携わっていると、案件のご依頼をいただいた際に、「こうしたら良くなりそうだな」という第一感が働くことが多々あります。この第一感というものは、過去の経験や実績から導かれた「高確率で当たっている」アイデアです。しかしながら、稀にそうでないことがあり、まさに今回の案件はそのケースでした。
弊社では第一感を尊重しつつも、すでに顧客となった方々に対してインタビューを行い、生の声を聞くことを非とりわけ重要視しています。生の声を聞くことで、思いもしない新しいアプローチや訴求ポイントを発見することがあるからです。
今回のケースでは、初期費用が業界最安値であり、かつサポートが充実している点において、「このサロンと契約することでどれほどのメリットがあるか有益であるか」を主要な訴求ポイントとして考えていました。そのため、ほぼ確認の意味合いで、比較的軽い気持ちでインタビューに臨んでいました。
「重要視したのは信頼できる人かどうかです」
実際のお客様が話したこの言葉を聞いた時に、即座に訴求の方向性を変えようと考えました。インタビューを通じて得たのは、初期費用、サポート内容は重要ではあるものの、最終的には「信頼できるかどうかの」で感覚的に決める人が多そうだという気付き。「独立を決めたきっかけは、まさに面談した際の経営者の人柄でした」「良いことも伝えてくれたが、厳しい面もしっかり伝えてくれたのがよかったです」これらの言葉がこれらを物語っていました。。
インタビューを実施することで、このような成果が得られることから、私たちはインタビューを積極的に行うべきだと常に考えています。
一気通貫で制作すると一本筋道が通ったイメージになりやすい
結果的に、人柄をメイン訴求にしたページで成功をおさめました。今回ランディングページの制作では、以下のように全ての工程を弊社で請け負い統一感が出たことで、それがうまくユーザーに伝わったと思われます。
- ・ページ構成案
- ・キャッチコピー作成
- ・ページ内テキスト作成
- ・スチール撮影
- ・イラスト制作
- ・ページデザイン
- ・コーディング
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魅力的なWebサイトには、充実したコンテンツとそれらを彩る撮影写真にイラスト、そしてユーザーの印象に残すデザインが欠かせません。さらにデザインを正確かつ素早く形にするコーディング技術も求められます。広告出稿に特化し、コンテンツを厳選するランディングページにおいてはなおさらです。
弊社では全ての領域を把握したジェネラリストと、各領域で専門性の高いスペシャリストが連携し、1つ1つのランディングページを丁寧にお作りしています。もしお悩みがあれば一度ご相談ください。