今回ご紹介する案件は、特に難しかった医療システム企業のホワイトペーパー制作の話です。具体的な内容は控えさせていただきますが、薬剤師へのインタビューから記事を作成するというものでした。単なるインタビュー記事作成なら簡単ですが、知識を深く掘り下げて記事を作るのは、質問の設計から非常に難しいのです。
複数名の薬剤師にインタビューを実施するため、聞いた内容が整合性つかない場合が想定されます。 このような難易度の高い案件だと思った時、弊社のインタビューにおいて特徴的なことがあります。それはインタビューイーを2名アサインするのです。
事前に2名で内容を擦り合わせることで、客観性が担保されます。メインとサポート役で質問内容の漏れ、内容が薄い場合のフォロー、質問の進行などスムーズにインタビューを実施できるのです。
この方法の利点は他にもあります。インタビュー後にどのような記事にするかを、2人で議論できることです。1人で考えるとどうしても主観が強くなり良い記事にならない場合があります。それを事前に2名をアサインすることで防ぐことが可能になります。
正直、薬剤師へのインタビューは厳しいものでした。最初の計画とは違う結果になりましたが、2人での議論を経て、非常に高品質な記事を作成することができました。デザインについては、私たちにはホワイトペーパー専門のデザイナーがいます。そこでのクオリティには自信を持っていますし、クライアントからも喜んでいただけました。
ホワイトペーパーは、見た目だけでなく、読む人にとって価値あるものでなければなりません。私たちが最も自信を持っているのは、その内容自体です。それを理解しているからこそ、難易度の高い案件ではインタビューイーを2名アサインしているのです。