ホワイトペーパーの質を担保できるパートナーは希少
Qサムライト様は広範囲のクライアントとお付き合いをされていますね?
Aそうですね。私自身、入社から2年半で医療、金融から観光、ライフスタイルまで本当に幅広く担当させていただいてきました。以前は、介護系の事業会社でオウンドメディアの編集を行っていたので、サムライトに来てから担当ジャンルがかなり広がりましたね。
クライアントさん次第でどんな領域やコンテンツにも対応できるというのが弊社のウリですが、その反面でリソース不足に陥る場面もありました。
Q少ないリソースで多くのクライアントに貢献するため入社された時点で外部パートナーの体制は確立されていましたか?
Aまだ道半ばという感じでしたね。外注するときによくある悩みだと思いますが、期待どおりの制作物があがってこないケースもありました。そういうときは自分で原稿を書き直していましたね。制作ディレクターとしてクライアントとのやりとりを託したにもかかわらず、結局は間に入って調整しなければならない場面も多かったです。社外の方だから遠慮してしまう部分があるのは仕方ありませんが、もどかしい気持ちもありました。
Q一般的にホワイトペーパーの制作は難しいものでしょうか?
AシンプルなSEOコラム記事と比べると工数も多く、制作の難易度は高いと思います。テキストばかりでは読みづらいので、図版でメリハリをつけることが大切です。しかし、デザイナーがテキストを読んで後づけで図版を加える場合、「デザインに落とし込んだだけ」の平面的な見栄えになってしまうこともあります。
クライアントワークである以上、コンテンツの細部にもこだわり、結果を出すことが求められます。ただ、自分でディレクションして制作するにはリソース不足です。かといって任せられるパートナーもいないという状況でした。
Qそんな不安もある中での弊社とのお顔合わせでしたね?
A弊社代表の池戸から「ホワイトペーパー制作が得意な会社がある」と聞き、まもないうちにキックオフのミーティングが設定されたんです。不安というよりも驚いたという感じです。ちょうどSEOコラムの制作を実施していたクライアントからホワイトペーパーのお話をいただいたタイミングでしたが、アイコネクト様の詳細は存じ上げなかったので、何をどうお願いすべきか少し戸惑いました。
Qミーティング後はどのように感じていらっしゃいましたか?
Aまずミーティングのファシリテーション力の高さを感じました。話題の掘り下げ方、ロジカルな展開が理にかなっていて頼もしい企業だと感じたのは、よく覚えています。過去に制作されたホワイトペーパーを拝見し、クライアントの期待に応えられるものが制作できるのではないかと期待が高まりました。
これは余談ですが、クライアントは医療機関向けに業務効率化のソリューションを提供する企業で、かねてからマーケティング全般の支援を期待されていました。アイコネクト様はBtoBに強みをお持ちで、マーケティングの知見も豊富です。フロント対応もお任せできることになったのは、非常に頼もしく、ありがたかったです。
ディレクションやデザインを本当に「任せられる」状態とは
Q制作のフェーズに入ってからはスムーズに進行できましたか?
Aそうですね。ホワイトペーパー制作に重要な要素であるデザインについて、初回から期待していたクオリティ以上のものをあげていただきました。ホワイトペーパーの専門デザイナーが案を作ったとお聞きして、納得しましたね。「この案でいきましょう」と即答したのを覚えています。
Q制作ディレクターとして弊社がアサインした垣内のご評価は?
A随所で助けていただいて、とても満足しています。先ほど言ったような「結局は自分で仕事を巻き取っている」という場面がなくなりました。私が編集においては細かい性格なうえ、クライアントのチェックも厳しいため大変だったろうと思いますが、対応が速く、細部にわたって丁寧に取り組んでくださっているのが伝わってきます。
Qホワイトペーパーの質にもご満足いただけたということですね。
Aおっしゃる通りです。制作ディレクターが最初から図版やテーブル、年表などの見せ方を調整し、構成書に落とし込んでくれるので、チェックする側もイメージしやすく、デザインがあがってきてからの調整が少なくなりました。垣内さんの仕事ぶりに最も感謝しているのは、制作物の質もさることながら、スピードの部分ですね。以前にホワイトペーパー用の執筆を依頼したところ、4,000文字の指定に対して2倍の8,000文字でライターから原稿があがってきちゃったんですよ。スケジュールがかなりタイトだったこともあり、これには垣内さんも私も大慌てで。
Qホワイトペーパーならではの制作工程での難しさですね?
Aホワイトペーパーはページ割をある程度決めてクライアントに見積りをとってから制作するのがセオリーなので、ページ数を増やすわけにもいきません。「クライアントに理由を話して納期を延ばしてもらうしかない…」そんな絶望的な状況でした。
しかし垣内さんはすぐに修正作業に取りかかり、各ページの文字を削り、図版を挟んだ見やすいものに仕上げてくださいました。無事に納品できただけでなく、クライアントからの大きな調整もなく、その後はスムーズな進行となりました。これが1人で制作しているものだったら心細かったでしょうね…。「伴走」してくれる存在のありがたさを心底実感しました。
クライアントの課題に寄り添いさらに深く貢献する
Qクライアントからの総合的な評価はいかがでしょうか?
A以前と比べ、弊社とアイコネクト様のことを「パートナー」と認識し、ご相談くださっているように感じます。毎月の定例ミーティングでは、先方の継続的な課題が把握できて、今後どんなコンテンツが必要になりそうかなども想像できるようになりました。弊社やクライアントに対して「寄り添いたい」という気持ちが強く、クライアントにもその思いが届いているのだと思います。
Q今後に向けた展望また弊社への期待はありますか?
A現在、お客様からはSEOコラムとホワイトペーパーを定期的に発注いただいていますが、これらの受注本数を増やしたり、形態のコンテンツをご提供したりと、さらにレンジを広げてクライアントのビジネス拡大に貢献したいです。引き続きアイコネクト様のご助力もいただければ、実現できると思っています。
この取材の前に、社内の別ジャンルの案件に関するミーティングに出席していましたが、そこでも「アイコネクト様にお願いしたい」という声があがっていました。それぐらい弊社内部での評価が高いので、特にホワイトペーパーのようなハイレベルのコンテンツが求められる場面ではご一緒できたら心強いです。