LINEやXではなく、Facebook広告がハマる案件とは?
一般的にWeb広告は、さまざまな観点からターゲティングができるため、認知度が今一つ弱い企業や、新商品のPRなどに利用される傾向があります。しかし当社に依頼を寄せた企業は、すでに多くの人が知っている有名な学習支援サービス業。そして求めているのは、新しい講師と新しい教室の募集という、以前から何度も広告が打たれてきた内容でした。お客様はリスティング広告を検討していましたが、検索キーワードに頼るのはやはり限界があります。そこで私たちが提案したのがFacebook広告です。
「LINEやX(旧Twitter)じゃなくて?」と思う人がいるかもしれませんが、教育サービスの場合に切っても切れない要素が「地元・地域」です。Facebookなら地域を絞ることができ、ご近所との会話で「先生の募集してたわよ」という口コミ効果も期待できます。また、地域の経営者層に対し、教室の場所を募集していることをしっかり届けたいと考えました。この「地域の経営者」というターゲティングが以前はあまり重視されていなかったのですが、私たちはここに重点を置きました。地域に根付いてアクティブに動いている経営者層がよく利用するのがFacebook。当社のこの判断は後に正解だったことがわかっています。
効果の持続する名作バナーの作り方
もう一つ。「効果の出るバナー広告」を作ってほしいという要望もいただきました。私たちはバナー広告を4つのアプローチで作成しています。1つめはそのサービス・企業が持つ強みを表現するスタンダードなバナー。2つめが競合相手を意識したバナー。3つめが業種にこだわらず、効果を出しているバナー。そして4つめが「なんかコレ、いいよね」とじわじわと感じる、エモいバナーです。この4つの種類のバナーをそれぞれ複数作成していきます。採用されるのはわずかですが、この工程の中で相当数のバナーを作ることになります。しかしそこから名作のようなすごい力を秘めたバナーが生まれてきます。
多くのWeb広告運用会社もバナーを多数作っていますが、「効果が持続するバナー」を確実に作成できる会社は多くありません。名作のようなバナーが偶然生まれてくることはなく、4つのアプローチに沿って地道に多くのバナーを作成していきます。このプロセスの中で、バナーを見た人が過去の記憶を呼び起こすような名作バナーが生まれてきます。「そういえば私、昔は学校の先生に憧れていたなあ」と。そのような強い感情によってバナーをクリックすることで、その後に続くサイトもじっくり読んでもらえます。実際に私たちが作成したバナーは約2年にわたり効果を出していたことが測定されています。
数字の羅列ではなく、次の一手を明示できるレポート作成
①確実なターゲティングを得意とするWeb広告提案。②効果の持続する名作バナー作成のノウハウ。この2つに加えて、今回のお客様には、③詳細なレポート作成も非常に好評でした。一般的に広告効果を測定するツールは自動化されており、クリック数、コンバージョン数、経路、属性などかなり細かな部分までわかります。ボタン一つでレポートがExcel出力されますが、そこには数字があるのみで、コンバージョン数の伸び悩みの原因が明確に記されているわけではありません。
私たちが作成するレポートには、数字の見方、良いバナーと悪いバナーを比較した上でのインサイト(消費者の隠れた心理)など、ほかにもさまざまな客観的視点を加え、「次の一手」がよくわかる改善策も示しています。このような詳細なレポートを定期的に作成し、教育サービス業のリーディングカンパニーから大きな信頼を得ることができました。「当社のサービスはすでに多くの人が知っている。しかし知れ渡った認知度の壁を、Web広告で再びこじ開けたい」そのようなお悩み・ご要望を持つ企業は、ぜひ私たちにご相談ください。