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物流倉庫業

マーケティング

倉庫業のLP制作事例。最新設備の魅力を伝えるための工夫とは?

  • LP制作

メンバー:

  • 広沢祐介
  • カワベコージ

物流業界は2024年問題に対しマーケティングにも新たな施策を模索する

物流業界は2024年問題として知られ、ドライバー不足に起因する送料の値上げがほぼ確定的となっています。この状況下でEC事業者は送料の増加に伴うコスト上昇を緩和する必要があり、そのため多くの倉庫業者が自社倉庫のデジタルトランスフォーメーション(DX)などを進めています。

このような背景から、競争力を高め、優良なクライアントを獲得したいと考える倉庫業者からの依頼が増加しています。今回、ご紹介する企業は関東に本社を構え、これまでWeb広告の経験がない倉庫業者です。私たちは、ロゴ、サービス名、写真撮影などの包括的なパッケージでランディングページ(以下LP)を制作させていただきました。

「コロナの影響もあり、新規営業で電話でのアポイントメントが難しくなりました」という、非常に悲痛な相談でした。多くの業務がリモートで行われ、新規営業で担当者とつながらないのです。しかも物流となると余程のことがないと業者のスイッチングが難しいということで、相談いただいた担当者は困りはてた様子でした。

そこで働く人を紹介することで最新設備の魅力も伝わる

この企業は倉庫面積も通常の倉庫と比べてかなり大きなる倉庫面積を持ち、最新設備のロボットを導入した最先端の物流倉庫でした。ただこういった最先端な設備というのは意外にもクライアントには響かないものです。

そのため、私たちは新たな提案として、社員の写真撮影を行うことを提案しました。その背景には、倉庫面積やロボットの写真は提供されたものの、働く社員の写真が一切なかったことがあります。

あくまで最先端のロボットやシステムなどを紹介するのが1番良いとは思いつつ、やはりそこで働く作業する方の顔というのが1番信頼感にもつながります。

最先端のロボットやシステムの紹介も重要ですが、顧客にとってはそこで働く人々の存在こそが信頼感を築く要素であると考えました。このプロジェクトに取り組む中で、私たちは「ロジスティック4.0」というコンセプトを知りました。これはロボットと人が協力して作業する考え方であり、最先端のロボットを擁する物流倉庫とそこで働く社員という組み合わせを強調し、写真やコピーを通じて新しいアプローチを模索しました。

LPで信頼性と安心感をどのように表現するか

このLPは初めて見た人にはよくあるLPのひとつに見えるかもしれません。しかし、注意深く読むと、ここでは人とロボットが協力し、一体となって作業している様子が明確に表現されています。物流

業界は厳しい環境も多い中で存在していますが、この物流倉庫は最新の設備を誇り、整然と整理された状態で、従業員たちも楽しく働いていることが伝わってきます。

一般的に、BtoBのLPは製品やサービスの優れた点を強調する傾向がありますが、実際にエンドユーザーが求めているのは信頼性と安心感です。こうした要素を理解せずにLPを制作し、PDCAサイクルを回してもなかなか改善が難しい場合もあります。そのため、私たちはLPの改善において、そこで働く社員の顔にも焦点を当て、時にはそれを提案することで、より良い結果に導いています。

そこで働く人にもフォーカスをあてることでLPはより良くなることを我々は知っていますので、時と場合によりそういったこともご提案はしております。

まとめour best practices

  • 業界課題を的確に捉え、解決するためのアウトプットをイメージする
  • ロジスティック4.0での人とロボットの共同作業をアピール
  • 社員を紹介することで、LPを通じて信頼性と安心感を強調